star twitter facebook envelope linkedin youtube alert-red alert home left-quote chevron hamburger minus plus search triangle x

Luyện đọc: Câu chuyện về Kintaro


金太郎(きんたろう)スト(すと)()

まっ(あか)(あか)(ぼう)

むかし、京都(きょうと)から()八重桐(やえきり)という()山姥(やまんば)が、中島(なかじま)(さと)()むようになりました。
ある()金時山中(きんときさんなか)八重桐(やえきり)(ゆめ)(なか)で、(あか)(りゅう)(むす)ばれ、(あか)(ぼう)宿(やど)しました。
(やま)をおりると、(しろ)着物一枚(きものいちまい)(たき)に打たれ、お腹の(あか)(ぼう)無事(ぶじ)(いの)りました。
月満(つきみ)ちた五月(ごがつ)のある()八重桐(やえきり)のお腹から、(おお)きな産声(うぶごえ)(とも)に、まっ赤な(からだ)(おとこ)()()まれました。

 

子迎(こむか)えの夕日(ゆうひ)

(あか)(ぼう)金太郎(きんたろう)()づけられ、お(ちち)をよく()み、丈夫(じょうぶ)(そだ)っていきました。
金太郎(きんたろう)(あそ)(じょう)は、(やま)(ぬま)屋敷(やしき)のある中島(なかじま)から生土(なまつち)へおり、八重山(やえやま)峰伝(みねづた)いに足柄峠(あしがらとうげ)()(のぼ)ると、富士山(ふじさん)(ふもと)から(おお)きく()えてきます。
金太郎(きんたろう)はここから(なが)める富士山(ふじさん)大好(だいす)きでした。
(やま)では、けものたちが()っています。クマ(くま)相撲(すもう)()ったり、けもの同士(どうし)相撲(すもう)()らせたりして(あそ)んだあと、お母さんが()たせてくれたおにぎりをほおばりました。

 

 

 

 


()()れる(まえ)に、(たきぎ)()ると、(とうげ)をおります。生土(しょうつち)まで()ると、八重桐(やえきり)金太郎(きんたろう)をいつも()っていました。
夕焼(ゆうや)けで(あか)()まった(みち)を、ふたり()をつないで屋敷(やしき)(もど)るのでした。

 

 

 

八重桐(やえきり)心配(しんぱい)

金太郎(きんたろう)(おお)きくなってくると、八重桐(やえきり)()らない(とお)くの(やま)へも出掛(でか)けるようになりました。
ある(とき)金太郎(きんたろう)(やま)から(かえ)って()ない()がありました。(がけ)から()ちたのか、けものに(おそ)われたのか(・・・)八重桐(やえきり)心配(しんぱい)で、その(ばん)も、(つぎ)()()いて()ごし、三日目(みっかめ)金太郎(きんたろう)無事(ぶじ)(かえ)って()ると、金太郎(きんたろう)の真っ赤な丸顔(まるがお)両手(りょうて)ではさみ、今度(こんど)(うれ)()きしました。()()ぎて、()もまぶたも(あか)()れあがり、ちくちく(いた)みました。
金太郎(きんたろう)(もう)(わけ)なく(おも)い、その()(なお)すために、箱根(はこね)温泉(おんせん)八重桐(やえきり)()れて()き、湯治(とうじ)をさせました。
季節(きせつ)()わる(ころ)八重桐(やえきり)()はすっかり(なお)りました。金太郎(きんたろう)(はは)心配(しんぱい)()けないように、薪取(たきぎど)りや畑仕事(はたけしごと)(いま)まで以上(いじょう)(せい)()し、(からだ)(こころ)(おお)きく(そだ)っていきました。

 

(わか)れの(さくら)

()武将源頼光(ぶしょうみなもとのよりみつ)下総(しもうさ)から京都(きょうと)(かえ)途中(とちゅう)のこと。
足柄峠(あしがらとうげ)にさしかかると、不思議(ふしぎ)(あか)(いろ)をした(くも)()つけました。(くも)目指(めざ)して山道(やまみち)(すす)むと、金太郎親子(きんたろうおやこ)出逢(であ)いました。


 

 

 
   



頼光(らいこう)家臣(かしん)金太郎(きんたろう)大変気(たいへんき)()り、八重桐(やえきり)もまた金太郎(きんたろう)武将(ぶしょう)にしたいと(おも)っていましたから、金太郎(きんたろう)頼光(らいこう)について(みやこ)()くことになりました。
金太郎(きんたろう)は、(やま)一人(ひとり)(のこ)(はは)がさみしくないようにと、屋敷(やしき)(やま)(さくら)一本植(いちほんう)えて()きました。(はる)には(はな)()いて、八重桐(やえきり)をなぐさめてくれることでしょう。(やま)のけものたちにも(わか)れを()げました。

 


(みやこ)()った金太郎(きんたろう)は、頼光(らいこう)四天王(してんのう)一人(ひとり)としてたくさんの手柄(てがら)をたて、日本中(にほんじゅう)にその()をとどろかせたということです。